IP事業本部 第2コンサルティング事業部 ビジネスソリューション開発室

2014年入社

広い知識を武器に、最新の技術を探究する。
「進化の流れ」を知る面白さがあります。

REISA OHASHI

大橋 玲沙

INTERVIEW

自動車への興味がふくらんだ新入社員研修。

私が特許に興味を持ったきっかけは、学生時代に所属していた研究室で、特許出願を経験したことです。自分たちが行った研究の成果を、権利としてしっかりと守っていく。そうした姿勢の大切さを学ぶ中で、特許に関わる仕事がしたいと思いました。知財に関わる仕事を専門に手がけている会社(事業部)があると知って興味を持ったのが、TTDCです。内定が出てすぐ入社を決めました。
入社するまで自動車の知識はほとんどありませんでしたが、TTDCの新人研修では「自動車構造実習」でエンジンや足まわり、ブレーキなどを自分の手で分解しながら、自動車の構造を一から学ぶことができます。たとえば、エンジンの制御がどのように行われていて、曲がる際にデフ(デファレンシャルギア)がどんな働きをしているのか。そうした中身を知れば知るほど、自動車に対する興味が沸いてきました。

特許技術者として、手応えをつかんだ経験。

特許技術者として私が主に担当しているのは、エンジンの分野です。その専門性を高める上で、とても役に立った出来事があります。それは、1年目の終わり頃に経験した、大規模な特許調査です。この調査は、トヨタ自動車だけでなく他の自動車メーカーも含め、エンジンに関連する特許を1年分読んで概要をまとめるというもの。限られた期間内に何千という数の特許を読む、「千本ノック」のような経験でした。
やり遂げるのはとても大変でしたが、終わった時は、「あ、そういうことだったのか!」と、景色が変わった気がしました。まず大きかったのが、特許明細書などを読んだ時に、「この特許のポイントはどこか」を短時間でつかめるようになったことです。また技術的な知識も深まり、エンジンに関するトレンドが分かるようになりました。ひと口に「エンジン」と言っても幅広い技術領域がある中、それらを横断的に理解しているのが、私たち特許技術者です。広い視点と知識を活かしてお客様と会話できることが、私たちの強みだと思っています。

他社の開発動向を、特許で「見える化」する。

お客様から競合メーカーの特許解析を依頼された際、開発動向を「見える化」した特許マップを作成することがあります。必要な情報をピックアップし、マップの形にまとめると、「○○社さんはこんな早い時期から開発に取り組んでいたんだ!」「あの技術を生み出すために、こんな別の技術も開発していたんだ!」と、技術者の方からさまざまな反応があります。技術者の方の役に立つものを作ることに、やりがいを感じています。
特許に関わる仕事の魅力は、常に最新の技術に触れられることです。私たちが今関わっている技術が実際の自動車に搭載されるには、早くても数年という時間がかかります。特許として出願した技術がすべて実用化されるわけではありませんが、そのための「種」を育てていくことは大切なことです。この先、自動車という乗り物がどのように進化していくのか。そうした「流れ」を見ていけることも、特許に関わる仕事の面白さだと思っています。

Leisure Time

社会人になって本格的に始めたのが、キャンプです。
友だちに誘われて行き始めたらすごく楽しくて、いろんなキャンプ場に行くようになりました。
他に趣味として続けているのが、社会人の吹奏楽団での演奏です。
中学・高校時代に続けてきたトランペットを担当しています。

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