計測制御事業本部 イノベーション事業部 計測・解析技術開発室 主任

2005年入社

AI技術による業務の自動化。
課題に挑み、結果を導き出す。

YOSUKE INABA

稲葉 庸介

INTERVIEW

車両データの分析・解析を自動化。

TTDCでは、自動車の「走る」「曲がる」「止まる」といった動きをデータとして「見える化」するための計測機器を作っています。以前はその機器をお客様に納めることが最終的なゴールでしたが、近年はそのデータを分析・解析することに、当社の技術が活かされるようになってきました。私が担当しているのは、車両データの分析・解析をAI技術で自動化するための技術開発です。
例を挙げてご説明しましょう。オートマチック車のギアが切り替わっていく時、スムーズに切り替わらず「カクン」とショックを感じることがあると思います。そのショックを小さくするためにコンピュータで制御を行うのですが、最適なパラメータ(プログラムの動作を決定する数値)を見つけなければいけません。そこで活用されるのがAI技術です。ギアの切り替えがスムーズだった場合と、そうでなかった場合。それぞれのデータを集めて機械学習させると、「こうすればショックを最小限に抑えられそうだ」という、最適な値を見つけることが可能になります。

人間はもっと「楽しい仕事」に専念できる。

こうした調整業務は長い間、人の手で行われていたことです。人が実際にテストを行い「少し変更する必要があるな」と思えば、自分の感覚に基づいて調整する。それを繰り返すには膨大な時間が必要となり、さらに「感覚」は人によって違うため、個人差が出やすいというデメリットもあります。AI技術によって自動化できれば、「こうすればうまくいくだろう」という結論に早くたどり着くことができます。
AI技術の活用によって今後、人間が行っていたさまざまな業務を自動化していけることは間違いありません。車両の開発だけでなく、リサイクルや事務的な業務の効率化などにもAI技術を役立てることができると考えています。今現実にAI技術が活用されているのは、そうした業務の中のほんの一部です。自動化が可能な仕事があれば、どんどん積極的に自動化を進めていく。そうすれば、私たち人間は「もっと面白いこと」や創造力を発揮するべき仕事に時間を使えるようになっていくと思います。

新たな自動化の方法論を生み出す。

車両データの分析・解析を自動化していく際に、「こういう方法が適している」という方法論自体を考えることも、私の重要な仕事です。私が全体の方法論を示し、それを受けて別の担当者がシステムに落とし込んでいきます。「期日までに適切な方法論を確立しなければならない」というプレッシャーはありますが、そうした苦労があるからこそ、無事に一つのシステムが完成した時は手応えを感じることができます。
これから入社される方にお伝えしたいのは、自分に向き合い、自分で考えることの大切さです。今までにない技術を生み出すためには、自分で悩みながら新しい方法を一つひとつ試していくしかありません。「どうすればもっと良いものを生み出せるか」と悩む時間を、ぜひ大切にしてほしいと思います。

Leisure Time

趣味はいろいろありますが、今続けているのは「登山」「バスケ」「ツーリング」です。
登山は会社の同期が始めたのをきっかけに、一緒に登るようになりました。
バスケは以前、4つのチームを掛け持ちしていましたが、今は2つのチームでプレーしています。
ツーリングについては最近あまり行けていませんが、バイク好きの同僚と一緒に京都まで走ったりすることもあります。

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